森山農園では、収穫がほぼ完了しました。
今年度も沢山のご購入を頂き、有り難うございました。
また品不足の為止むなくお断りしましたお客様、大変ご迷惑をおかけしました。
心より、お詫び申し上げます。
お客様方には、今年も美味しかったと、お褒めの言葉を沢山頂戴いたしました。
当農園のスタッフ、お疲れモードに突入していますが、そのお言葉を頂いたことで疲れが吹っ飛んだと喜んでいます。
すでに来年に向けての、準備が始まりました。
まずは、草刈りです。
いつものように、乗用草刈機の活躍です。
今年の草刈りは、これが最後でしょうか…?
第2農園で活躍する、刈馬王君です。
下の写真は、第4農園の、作業完了です。
専門用語の解説です。
解り辛い言葉もありますね。
塊状 かいじょうブドウの果肉質を現す用語。米国系品種に多く柔らかく噛み切れない果肉。
⇔崩解性
花冠 かかん花びら全体を指す言葉。ブドウの花冠は特殊な形でキャップ状をしています。この花冠がはじけ飛んで開花となる。
果軸 かじく房の中心にある軸。
花穂 かすい穂状に着く蕾・花。果房 かぼう顆粒の集まり。房状の果実。
花房 かぼう花蕾の集まり。
花蕾 からい蕾のこと。
果粒 かりゅうブドウの粒。
岐肩 きけん房の肩の部分。開花前に切り取る。
結果過多 けっかかた木に見合った結果数より多く結実させること。
結果母枝 けっかぼし前年に伸びた枝。今年新梢が伸びる枝。
黒痘病 こくとうびょう胞子で広がる病気。 葉,果実,新梢,巻ひげなどに黒い班点が現れる。雨のしぶきで広がる。この胞子は気温が20度を超えると活動を止めるので、最低気温が20度を越える真夏は発病が止む。
散光品種 さんこうひんしゅ成熟期に半日陰程度の日照が必要な品種。⇔直光品
種支梗 しこう果軸から分かれた軸。
熟期 じゅくき果実が熟す時期。
主枝 しゅし主幹から伸びた枝。
樹勢 じゅせい樹の成長し広がる強さ。品種によってほぼ決まっていて、弱い品種は短梢剪定向きで、強い品種は長梢剪定に向く。真珠腺 しんじゅせん葉や新梢からの直径1~2mmの分泌物。一見虫の卵のように見える。順調に成長している樹ほど多い。
新梢 しんしょう今年伸びた枝積算温度 せきさんおんどある期間の日平均気温を合計した温度。
ブドウの場合は開花から収穫までの合計温度で表示する事が多い。
脱粒 だつりゅう果粒がこぼれ落ちること。
短梢剪定 たんしょうせんてい前年伸びた枝の基部から1~2芽残す剪定方法。⇔長梢剪定
長梢剪定 ちょうしょうせんてい前年伸びた枝の基部から7~10芽残す剪定方法。⇔短梢剪定
直光品種 ちょっこうひんしゅ成熟期に充分な日照が必要な品種。⇔散光品種
摘芯 てきしん実止まりを良くするため、あるいは新梢の充実を図るため新梢の先端を切って伸びを止めること。
摘房 てきぼう房を切り取り、木全体の房数を調整すること。開花前に行う場合(敵花房)と、開花・結実後に行う場合がある。
摘蕾 てきらい蕾の段階で主に果粒重増大を目的として蕾を切り取ること。
摘粒 てきりゅう結実後、裂果防止や果粒重増大のために果粒を切り取り密度を粗くすること。摘果粒。
展葉 てんよう新芽が開き葉になること。
登熟 とうじゅく新梢が成熟するにつれ、緑色から褐色に変わること。
徒長枝 とちょうし窒素肥料の効き過ぎなどで適当な長さ以上に伸びた新梢。眠り病 ねむりびょう前年の結果量が多いと樹勢を消耗してしまい、翌年春、芽が出なかったり、枯れ込みが起こったりする現象。
花振い はなぶるい開花しても実が止まらない様子。
副梢 ふくしょう葉のつけ根にできた脇芽が伸びた蔓萌芽 ほうが芽が出て成育が始まること。
崩解性 ほうかいせいブドウの果肉質を現す用語。欧州系品種に多く硬くしまっていて噛み切れる果肉。⇔塊状棒仕立て ぼうじたて棚や垣根を設置せず、主幹から出た結果母枝に新梢を出し結実させる仕立て方。
マスカット香 ますかっとこう紀元前からの品種「マスカット オブ アレキサンドリア」に備わった麝香の香り。
芽かき めかき養分を分散させないため、新芽をかき取る事。2~3回に分けて行う。古づるからの芽・混み合った芽等を樹勢に応じてかき取る。
誘引 ゆういん新梢を棚や針金・支柱等にまんべんなく重ならないように固定すること。
葉腋 ようえき葉柄の茎にくっついている部分葉柄 ようへい葉と茎をつなぐ柄の部分裂果 れっか熟期に達した頃、果粒が割れること。
(注) ブドウの栽培用語集から、抜粋しています。
収穫の終わったピオーネに、お礼の肥料を散布しました。
樹勢の維持と、もう少し葉を頑張らすためです。
今の葉が、来年の養分を蓄積させるそうです。
今回散布した肥料です。
散布前。
散布後です。
白い粒が、即効性の肥料です。
この後、当分降雨がなさそうなので、散水をしました。
シャインマスカット以外のブドウ、出荷大詰めです。
色の着かないピオーネ、今まで待った結果どうにか色が付きました。
これ以上置くと、晩腐病が来るので出荷を急いでいます。
ブドウの収穫するのは、電動の三輪車で手作りの台車を、けん引します。
雨など降ってぬかるんだときは、乗用草刈機でけん引です。
昨日、高田小学校3年生の皆さんから、お礼の手紙を頂きました。
皆さんからの感謝の気持ちを、沢山いただきました。
体験学習のお話があったとき、うちの農園で良いのだろうかとか、色々考えました。
初めての事だったので、皆さんに十分な事が出来なかったこと、反省することばかりです。
でも、こうして皆さんの手紙をもらって、引き受けて良かったなぁと思います。
ブドウの味はこの前話したように、甘いだけではなく、酸味とか香、そして果肉の締まり具合などです。
毎年同じものは出来ませんが、より美味しいものが出来るよう、頑張って行きます。
3年生の皆さんも、勉強に、スポーツに、頑張ってくださいね。
頂いた手紙の一部を、掲載させてもらいますね。
ありがとうございました。
津山市立高田小学校の3年生、7月に各人が袋かけをしていました。
あれから2ヶ月が経ちました。
今日は子供たが、自分のぶどうを、収穫する日です。
落としてはいけないので、手伝ってもらって、軸をはさみで切り取ります。
ぶどう園で取れたてのピオーネを試食して、とても美味しいと笑顔で話してくれました。
この日の1房重量は、約700g前後。
子供たちは重そうに袋に詰めて、学校に帰り、そして家まで持って帰ったのです。
この日の天気は晴れ、気温は32度位で暑かったから、子供たち大変だったでしょう。
潰れるから大事に持って帰るのだよと、話しましたが…ぶどうは、無事だったでしょうか。
子供たちのぶどう、今夜は家族で食べているのでしょうかねぇぇ。
美味しかったという一言を聞きたくて、私たちは一年間頑張りました。
今日の子供たちの笑顔を思い出しながら、これからも美味しいぶどうを、育てていきますね。
残念なことに、子供たちの収穫しているところ、写真にとれませんでした…(´;ω;`)